環境問題を語るうえであまりにも有名なスピーチがあります
これは1992年・・・今から27年も前の話ですが、ブラジルのリオデジ
ャネイロで開催された地球サミットで当時12歳だった少女セヴァン・
スズキさんのスピーチです
長文なので分けて紹介したいと思いますが、現代においても十分に
伝わる内容となって是非ご覧頂ければと思います
こんにちは、セヴァン・スズキです。
エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(ECO:
Environmental Children's Organization)の略です。
カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、自然環境を守る為
の活動をしています。あなたがた大人たちに、どうか生き方をかえて
頂くよう、お願いするために、自分たちでお金を集めて、カナダから
ブラジルまで1万キロの旅をして来ました
今日、私たちが話すことは、すべて嘘のない本心の言葉です。なぜ
って、私たちが環境運動をしているのは、私たち自身の未来のため。
私たち子どもが、自分の未来を失うことは、あなたがた大人が選挙
で負けたり、株で損したりするのとは次元の違う問題なのです。
私たちがこれから話すことは、未来に生きる子どもたちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くとこ
ろもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子どもたちの泣き叫ぶ声は、あなたがた大
人の耳には届きません。どこにも行くところがなく、次々と絶滅して
行く数え切れないほどの生き物たちのことも同じです。
だから、世界中の子どもたちや生き物たちに代わって、私たちが話
すのです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。それは、オゾン層に穴があい
ているから。 呼吸をすることさえこわい。空気にどんな危険な化学
物質が混じっているか分からないから。
お父さんと一緒に、よくバンクーバーで魚釣りに行っていました。
数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまでは。
そして今、毎日のように動物や植物たちが絶滅していくのを、私達
は耳にします。
一度絶滅してしまった生き物は、もう永遠にもどってはこないので
す。
つづく・・・